転勤やマイホームの購入で、新しい街に引っ越してきた皆さん。
「この街で、新たな生活をスタートさせるんだ!」と張り切っていることでしょう。
そんな引っ越し先で加入を勧められるのが、町内会(自治会)への加入です。
面倒くさいイメージがある町内会。本当に入らなくていいのでしょうか?
今回は、町内会に入らないデメリットと、町内会に入るメリットについて考えていきます!
Contents
町内会に入らないと起きる可能性のあるデメリット2つ
デメリット①町内の施設を使えなくなる
1つ目のデメリットは「町内の施設を使えなくなる」というものです。
町会費には、町内の施設を維持管理するための費用も含まれています。
確かに管理する側からしたら、「維持管理費を払わずに使用だけさせてほしい」という人には、あまり良い思いはしないのかもしれません。
デメリット②近所の人との関係が悪化する

2つ目のデメリットは「近所の人との関係が悪くなる」というものです。
町内会を運営するために必要な町内会費は、住民同士で集める場合があります。
町内会への加入は半ば強制化されていることもあります。
そのような場合に支払わない人がいると、集める側は何度も払わない人の元を訪れたり、払わない人を説得したりして、会費を集める必要性が出てくるのです。
よって、払わない人と他の住民との関係が悪くなってしまうことがあるのです。
町内会に入ることによって受けられるメリット2つ
ここまで、町内会に入らないことによって想定されるデメリットを挙げました。
では、町内会に入ることによって受けられるメリットには、どんなものがあるのでしょうか。
メリット①災害時に助けてもらえる

メリットの1つ目は「災害時に助けてもらえる」です。
ここでの「助けてもらえる」には2つの意味があります。
- 他の住民によって、命を助けてもらえる
- 国や行政によって、被災後の生活を助けてもらえる
では、詳しく見ていきましょう!
①他の住民によって、命を助けてもらえる
災害時には、どこかの安全な場所に集合することでしょう。
そのようなとき、家族やご近所さんがいるかどうか確認します。
普段から町内会を通して親睦を深めていると、
避難がきちんとできていないときに、他の人に気づいてもらえる可能性が高くなります。
実際、過去の大災害時には、家族やご近所さんに助けられて、命を救われた人もいます。
②国や行政によって、被災後の生活を助けてもらえる
災害後、家が壊れたなどの理由で、生活が苦しくなる人がいます。
そのようなとき、助けを求める声をみんながあげます。
災害時は、国や行政も混乱していることが多く、一人一人の声を丁寧に拾うことは難しいです。
また、情報を発信しても、その声が隅々まで確実に届くかどうかも分かりません。
そのようなとき、人々の声や行政からの情報の「経由地」として、町内会が使われることがあります。
町内会は町ごとにつくられているため、声を集めやすく、また行政からの情報を広めやすいからです。
しかし町内会に加入していないと、いざという時に声を拾ってもらえなかったり、必要な情報を受信できなかったりすることがあります。
よって、町内会に入らなかった人が不利益を被ることになってしまうのです。
メリット②子供が親・先生以外の大人と関わることができる
メリットの2つ目は、「子供が親や先生以外の大人と関われる」ことです。
子供について「親や学校だけではなく、地域全体で子供を育てよう」という考えがあります。
それを実践するために必要なのが、子供とナナメの関係にあたる大人との関わりです。

ナナメの関係とは、子供と完全な上下関係にある人を「タテの関係」、子供と上下の差が全く無い関係にある人を「ヨコの関係」としたときに、その中間にあたる人との関係を指します。
具体的には、近所の人やお店の人、といった感じでしょうか。
親や先生に話せないことでも、ナナメの関係の大人には話せるかも
子供が悩みを持ったとき、親や先生といった「タテの関係」の人や、友達などの「ヨコの関係」の人に話せないことがあります。
タテやヨコの人間関係では共有できない問題があった時、頼りになるのは「ナナメの関係」の大人です。
適度な距離感がある大人だからこそ話せることがあり、悩みを解決できることがあるのです。
まとめ-町内会に入らないことはデメリットもあるよ
今回は、町内会に入らないデメリットと、町内会に入るメリットについて紹介してきました。
役員の仕事など、面倒だなと思う仕事は定期的にやって来る一方、町内会のメリットは特定の世代や、いざというときに実感することが分かりました。
なかなかメリットを実感できないからこそ、「じゃ、やらなくていいや」と簡単に考えない方がいいみたいですね!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「え?町内会に入って何かメリットはあるの?」